車を運転する人は、スピード違反の検問に違和感を覚える人は多いだろう。まず、検問している場所というのが、危険地域というよりも、大抵の場合渋滞しているような狭い道からようやく広い道に出て、やっとアクセルが踏めるという場所でやっていることが多い。気が緩んで、ついスピードが出過ぎる瞬間を狙っているわけだが、どうせやるなら、「ここでスピードを出したら危ない」というような、例えば近くに学校があるとか、歩行者や自転車が多いというような場所でやれば良さそうだが、それだと運転手が注意して走行しているので、違反になりにくいというのがあるのだろう。
そもそも、法定速度という目安がよくわからない。50キロ制限なら50キロを1キロでも速度超過すれば捕まえれば良さそうだが、そのくらいでは違反にならない。60キロではどうか、あるいは65キロでは、となると、結局は取り締まりをする人間の恣意的な感覚で決めているということになる。
そんなあやふやな法定速度なら、ここを超えたら本気で危ないという速度を標示しておいて、1キロでも超えたら即逮捕くらいにしておいてもらいたい。
最近、大阪で野生の鹿が出没し、対応に苦慮していた。おそらく奈良公園からやってきた個体だろうということだったから、奈良公園に戻せば良さそうだが、奈良公園を一歩でも出た鹿はそれができないというのである。
どういうことかと思ったら、奈良公園にいるから奈良公園の鹿は文化財扱いなのであって、奈良公園を一歩でも出たら、文化財ではなく熊や猪などの野生動物扱いになるのだという。そんな馬鹿なことあるかい、と思ったが、そういう決まりだと行政は主張する。こんな線引きも法定速度同様、かなり恣意的な担当者の思惑次第でどうにでもなりそうな規則なのである。